名大裏名物の現在

今日、第67回名大祭に出席した。
名古屋大学と私との関係には紆余曲折があり、もはや一般の来場者や学生と同じやり方で名大祭を過ごす契機を失った私は、孤独の内に持ち前の無感動に支配されつつあった。
そして、ふと懐かしき「名大裏名物図鑑」のことを思い出した。

「名大裏名物図鑑」とは、私が卒業時に制作した冊子である。
もう5年も前のことだ。
当時の私にとって親しみ深い、そして、したがって他の多くの学生や大学公式によっては決して顧みられることのない、個人的に愛すべき名古屋大学のランドマークを結集した冊子である。

https://drive.google.com/file/d/1W3Jl_BQEaSzYgyxUvUURB-fKwMg3ほかの多くの学生や命題SzXh/view?usp=sharing

そこで、当時の名大裏名物たちの現在を確かめることにした。

全学〜図書館エリア

烏の群れ

【状態不詳】

日中だったため、烏の姿はない。
夜になれば今でも空を埋め尽くすのだろうか。

しかし、駐車場の綺麗さが気にかかる。
鳥の糞1つ落ちていない。
学園祭に備えて掃除をしたのだろうか。

名大中央掲示板

【健在】

抽象画看板

【消失】

参戦看板

【消失】

旧参戦看板は、程なくして次代の看板に建て替えられた。
しかし、今はその看板もタテカン墓場に撤去されている。

中央図書館地下駐輪場

【健在】

ちくわ公園

【消失】

コモンネクサスの建設に際し、一大区画ごと消滅した。

文系エリア

ダークスコルピオン号

【消失】

コモンネクサスの建設に際し、名古屋大学駅1番出口から全学教育棟にかけての旧駐輪所は全面廃止となり、放置自転車は一掃された。

献花

【健在】

真新しい供物が未だに置かれている。

渡辺校⻑像と庭園

【健在】

二番緑地落書

【消失】

コモンネクサスの建設に際し、一大区画ごと消滅した。

教育学部ロッカー裏口

【健在】

工学部〜学館エリア

Go your way

【消失】

生命の木

【消失】

今では墓標が設置されている。

闘技場

【状態不詳】

かつて闘技場があった建物は、北部地区の工事に際して解体された。
闘技場の跡地と思しき場所にはブルーシートが掛けられ、物置となっている。
あのシートの下には、今でも闘技場があるのだろうか。

看板看板

【消失】

ガードレールの裏には、骨組みだけとなった立て看板の残骸が落ちている。
あれがそうなのだろうか。

ドラえもん

【消失】

北部生協の建て替えに伴い、一大区画ごと消滅した。

もしも、お金があったなら

【消失】

同様に、北部生協の建て替えに伴い、一大区画ごと消滅した。

冷水20円

【消失】

同様に、北部生協の建て替えに伴い、一大区画ごと消滅した。

ゆ〜どん裏口

【消失】

同様に、北部生協の建て替えに伴い、一大区画ごと消滅した。

現代アリーナ

【健在】

IB電子情報館 外階段

【変容】

立ち入り不可能となった。

学館内部エリア

学園闘争跡(学館駐輪場)

【健在】

学園闘争跡(学館級部室棟)

【消失】

壁と癒着した一部の物を除き、剝がされている。
囲碁部の「武田出禁」など、比較的新しいビラも消失した。
何故剥がされたのだろうか。

名大理容部

【消失】

理容室は空室となっている。

喫煙者を労る張り紙

【消失】

剥がされた跡がある。

ビタミンボール

【健在】

学館屋根広場

【変容】

あるサークルの資材置き場となり、椅子は撤去された。

阿弥陀如来と賽銭箱

【健在】

学館ロビー

【変容】

コロナ化を経て自由な出入りが制限され、雑多な雑誌類は一掃された。

落研部室

【健在】

酒瓶の山がなくなった以外は変化がない。

社研部室

【消失】

窓が割れ、使用されている形跡がない。
部室を他に移したのだろうか。

理系エリア

コールドチキン

【健在】

相変わらず艶やか。

ねこ像

【健在】

空を見上げる裸婦の像

【健在】

空中トマソン門

【健在】

うずまき

【健在】

しだれ桑

【健在】

古い蔵

【健在】

私は、多くの人から愛されたものが嫌いである。
その理由は、先ほど述べた次の一文に端的に表れている。

当時の私にとって親しみ深い、そして、したがって他の多くの学生や大学公式によっては決して顧みられることのない、個人的に愛すべき名古屋大学のランドマークを結集した冊子である。

私が愛した名大の裏名物たちが失われたことについて、私は否定的な感情を抱いていない。
目下工事中である北部地区も、新たに生み出されたコモンネクサスという素晴らしい施設も、今後多くの学生たちにとって彩り豊かな裏名物となっていくだろう。
したがって、それはそれで良い。

私は、私が愛したものを他の多くの人が愛さないことについて、否定的な感情を持っていない。
私もまた、他の人が愛しうる全てのものを愛してはいないからである。
したがって、それはそれで良い。

しかし、確かに私が愛した数々の裏名物たちは、その半数が失われたのでした。

今後の未来において、全ての人々が発見しうる全ての裏名物たちに祈りを捧げます。


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