昼だけ無敵

私は義務教育を受けている期間、学校で食べる毎日の給食を誰よりも楽しみにしていた。

太っていて、クラスで一番早く、そして多く食べることができた。

胸ポケットには毎月の献立表を折りたたんで入れてあり、クラスメイトにメニューを聞かれたらいつでも答えることができた。献立表は月末にはしわしわだった。

コロッケなどの固形のおかずやゼリーなどのデザートが余っている場合は、いただきますをした直後にじゃんけんをしてもらう人を決めていたけど、その他の品目は給食をすべて食べた人から自由におかわりをしていいルールだった。だから私はじゃんけんには参加しなかった。食べ始めが遅れるから。そしていつも質よりも量を得ていた。

今思うと、毎日昼だけ無敵だったのだ。

ほぼ毎日、自分のクラスが残る給食の量が最も少なくなるので、配膳係の片付けの負担も軽減されていただろう。

あのころの自分が周りからどう見えていたのか、当時クラスメイトだった人たちに感想を聞いてみたい。

昼だけ豚だった、かもしれない。


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